測量・測定・計測に関する専門用語集 | トータルステーション・3次元レーザースキャナー・CAD・GIS販売・レンタル・修理の株式会社神戸清光

測量・測定・計測に関する用語集

測量・測定・計測やその他当社関連商材などに関する用語集です。情報は随時更新をしていきます。

あ行

移動体制御
GPSをポジショニングセンサーの核として色々なセンサーや計測機器と組み合わせることにより、様々な移動体のナビゲーションや制御、データを収集することが出来る仕組みです。代表的な機種として、トプコン製の車載型「IP-S2」シリーズがあります
オートレベル
一定の範囲ならば傾きを自動で補正する「自動補正機能」を備え、現在主流となっているレベルです。機種によって精度が異なりますが、スピーディに計測をおこなえます。「自動レベル」と呼ばれることもあります。当社取扱のオートレベルは製品情報(レベル)ページに掲載しています。

か行

杭ナビ
トプコンが発売している「レイアウトナビゲーター LN-100」の愛称です。杭打ちに特化した機器で、一人で誰でも簡単に杭打ちをおこなえます。詳細は杭ナビ製品詳細ページをご覧ください。また、杭ナビにつきましてはレンタル取扱もあります。さらに、福井コンピュータ製のX-FIELDと組み合わせることで、最大で従来の3倍のスピードで観測をおこなえます。
校正
機器の現状の精度を調査し、正しい値や前回のデータと比較しますこれにより機器(測量)の信頼性を証明することが可能です。混同されることもありますが、「修理」や「メンテナンス」とは意味合いが異なります。当社で機器の修理をご希望の方は修理お申込フォームからお申込みください。
光波測距儀
一定の光波を往復させ、波数と位相差から距離を求める器械。距離だけでなく水平角度・鉛直角度を計測する能力を持ったものをトータルステーションと言います。「光波」と略されることもあります。

さ行

自動視準
特定のトータルステーションに搭載される機能で、プリズムの視準、測角、測距、記録と言った一連の作業を自動で行います。視認性の落ちる夕暮れ時や藪などでも活躍する機能です。ソキア製のトータルステーションではSXシリーズDXシリーズが自動視準機能を搭載しています。
自動追尾
特定のトータルステーションに搭載される機能で、計測に用いるプリズムを自動で追尾する機能です。従来の測量はトータルステーションで視準を行う人とプリズムを持つ人の計2人必要でしたが、自動追尾機能によってワンマン測量も可能となりました。ソキア製のトータルステーションではSXシリーズ(ワンマン測量用)が自動追尾機能を搭載しています。
ジャイロステーション
ジャイロ部とトータルステーションによって構成され、真北測定に加え、トータルステーションで様々な測量を行うことができる測量機です。国内メーカーではソキアが唯一ジャイロステーションを取り扱っています。
修理
機器に故障・破損・劣化・不具合などが生じた場合、それを本来の状態に直すことです。混同されることもありますが、「校正」や「メンテナンス」とは意味合いが異なります。当社で機器の修理をご希望の方は修理お申込フォームからお申込みください。
情報化施工
土木施工を行う重機にポジショニングセンサーを取付け施工の効率化を図るシステム。従来までオペレータの勘に頼っていた施工を設計の基準からの離れを表示することにより安定した精度と効率化を同時に実現します。詳細は情報化施工紹介ページをご覧ください。
スタティック計測
GNSS受信機を複数台用い、GPSによって行う測量です。高精度な測量が期待できますが、多くの機材が必要で計測にも時間がかかります。スタティック計測の詳細に関しましては、ネットワークGPS特集のページをご覧ください。
生産性向上設備投資促進税制
測量機器・計測機器・各種ソフトウェアをご購入の際に、一定の条件を満たしますと即時償却又は最大10%の税額控除が適用出来る精度です。詳細は生産性向上設備投資促進税制のご案内のページをご覧ください。
セオドライト
角度を計測する機器です。経緯儀・トランシットと呼ばれることもあります。

た行

ティルティングレベル
内蔵されている気泡管を手動で合わせて調節して測量を行うレベル。調整にやや手間がかかりますが、精度の高い測量が可能です。
デジタルレベル
専用のバーコード付きスタッフを自動的に読み取って測量を行うレベル。正確で読み取りミスがない測量を行うことが可能です。「電子レベル」と表記されることもあります。当社取扱のデジタルレベルは製品情報(レベル)ページに掲載しています。
トータルステーション
距離を測る光波測距儀と、角度を測るセオドライトとを組み合わせた測量機器のことです。観測により得られた角度と距離から新点の平面的な位置を容易に求められるので、最近の計測で使われる機器の主流となっています。英語の頭文字を取って「TS」と略されることもあります。当社取扱のトータルステーションは製品情報(トータルステーション)ページに掲載しています。
ドローン(drone)
無人で飛行が可能な航空機のことです。その中でも軍事用として使用されるものや、あらかじめ決められたルートをプログラムによって自立飛行するものの名称として使われる事が多いですが、最近は「UAV」「マルチコプター」とほぼ同じ意味で用いられています。

な行

ネットワーク型RKT
3点以上の基準局(電子基準点)からのリアルタイムデータを利用し、基準局と移動局が離れていても、RTK法と同等の精度で観測できるようにした方法です。詳細はネットワークGPS特集ページをご覧ください。
ノンプリズム
特定のトータルステーションに搭載される機能で、目標物に直接レーザー光を照射し、プリズムを置かずに測定を行います。立ち入りが困難な場所や交通量が多い場所など、直接プリズムを設置できない状況でも測定が可能となります。

は行

プリズム
トータルステーションや光波距離計で距離を測る際に使用するもので、機器から発した光波をプリズムで反射し、その結果によって距離を得るために必要なものです。最近のトータルステーションはプリズムが不要なノンプリズムタイプの機器もあります。

ま行

マシンコントロール
トータルステーションやGNSSの計測技術を用いて、施工機械の位置情報・施工情報、及び現場状況と設計値との差異を車載モニタを通じてオペレータに提供し、操作をサポートするマシンガイダンスの技術に施工機械の油圧制御技術を組み合わせて、設計値(3次元設計データ)に従って機械をリアルタイムに自動制御し施工を行う技術のことです。詳細はマシンコントロールのページをご覧ください。
マルチコプター
ヘリコプターの一種で、ローター(回転翼)を複数以上備えているもののことで、UAVをこう呼ぶことがあります。翼の枚数に応じて「トライコプター(3枚ローター)」「クアッドコプター(4枚ローター)」「ヘキサコプター(6枚ローター)」「オクトコプター(8枚ローター)」と呼び分けられることがあり、翼が多いほど飛行が安定し1枚のローターに異常が発生した際のリスクも軽減されます。ちなみに当社取扱の島内エンジニア製「Magpie960」ライカジオシステムズ製「Aibot X6」ともに6枚ローターのヘキサコプタータイプになります。
マンモス
MONMOSをご覧ください。
メンテナンス
機器の掃除・整備・保守・消耗品交換などを行い、機器の効率化や延命化を図ります。混同されることもありますが、「修理」や「校正」とは意味合いが異なります。当社で機器のメンテナンスをご希望の方は修理お申込フォームからお申込みください。

や行

野帳
現地で測量結果を記載するノートです。以前から紙媒体のものが用いられていましたが、最近はトータルステーションなどに対応した「電子野帳」が普及し、効率のよい観測と計算が可能になりました。当社取扱の電子野帳は製品情報(トータルステーション)に掲載されています。

ら行・わ行

リアルタイムキネマティック
RKTをご覧ください。
リモートキャッチャー
対応する電子野帳プログラム・モータードライブトータルステーションと組み合わせることで、プリズムの捕捉から観測までの時間を飛躍的に短縮し、機器の自動視準・自動追尾を強力にサポートし、フルワンマン測量を可能とさせるシステムです。リモートキャッチャーを用いた効率的測量システムはNETISに登録されています。詳細はソキア トータルステーション SXシリーズ(ワンマンタイプ)のページをご覧ください。
レベル
水準と高低差を計測する機器です。標尺の目盛の読み取りを自動にした「デジタルレベル」や自動で補正を行う「オートレベル」などの種類があります。当社取扱のレベルは製品情報(レベル)ページに掲載しています。
レンタル
当社ではトータルステーションやレベル、セオドライト、レーザーなどの測量機器や試験機器・環境機器・ガス検知器などのレンタルを行っております。詳細はレンタルページをご覧ください。
ロングサポートサービス
ソキア(トプコン)製品の新品トータルステーションをご購入時に一定金額をご負担いただくことにより、メーカー保証期間終了後の一定期間中回数無制限の「修理保証サービス」と「年に一度の定期メンテナンスサービス」を提供させていただく万全のサポートサービスです。詳細はロングサポートサービスのページをご覧ください。

英語

BIM
Building Information Modeling(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の略で、コンピューターで作成した3次元の建築物データに仕上げや面積、数量、価格などのデータを付与することにより、設計から施工、維持管理までのあらゆる工程で情報共有を行うための技術です。BIMの導入によって施工の効率化やコスト削減、3次元モデルの具現化による完成イメージの共有化などが期待されます。ちなみに、BIMの技術を土木構造物に適用したものをCIMと言います。
CAD
Computer Aided Design(コンピューター支援設計)の略で、コンピューターを用いて設計や製図を行うことにより、様々な用途に活用することができるソフトウェアです。一般的に「CAD」と言えば2次元データを扱う製品を指すことが多いですが、近年は立体的な構造物の設計・製図が可能な「3次元(3D)CAD」の普及も広がっています。
CIM
Construction Information Modeling(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)の略で、BIMの概念を土木分野に活用したものです。土木構造物を造る際にかかる一連の生産効率の向上やコスト削減、完成イメージの3次元化など幅広い分野での活用を行います。
CPDS
Continuing Professional Development System(継続学習制度)の略で、(社)全国土木施工管理技士会連合会によって定められた制度で、土木施工管理技士に必要な技術力の向上のために加入者が講習会などで学習をした場合に、学習履歴を技士会に登録し、必要な時技士会が学習履歴証明書を発行するシステムです。当社でもイベントや展示会の際にCPDSセミナーを開催することがあります。
GIS
Geographic Information System(地理情報システム)の略で、地図を情報化することによって、総合的に管理・加工し、視覚的に表示し、高度な分析や迅速な判断を可能にする技術です。
GNSS
Global Navigation Satellite System(全地球航法衛星システム)の略で、複数の人工衛星を用いて地球上のどこからでも位置座標が特定できます。測量においてはGNSS受信機を使用することで正確な位置情報を取得することができ、RTK観測などに活用します。欠点はその性質上、上空に障害物などがある現場では正しく情報を得られない可能性がある点です。
GPS
Global Positioning System(全地球測位システム )の略で、米国が開発した衛星の電波を受信して、経度緯度を測定し位置等の測量を行う技術です。GPSを用いた測量に関しては、他国の衛星も運用されるようになったため、2011年4月に「GPS測量」から「GNSS測量」に改称されました。
i-Construction
国土交通省が2016年から推進する、ITC(情報通信技術)を活用し、測量・設計から施工、さらには検査・維持管理における全てのプロセスにおいて、3次元を駆使した情報化を推進し、生産性向上による作業効率化を図るための取り組みです。UAV(ドローン)3DレーザースキャナーMMSなどを用いて取得したデータを専用ソフトで管理し、ITC建設機器によって施工することで飛躍的な業務効率化を実現します。
MMS
(Mobile Mapping System:モービル・マッピング・システム)の略で、自動車で走行しながら道路や周辺の建物・構造物などの3次元位置情報を高精度で効率的に取得できる移動式高精度3次元計測システムです。メーカーによっては「移動体制御(移動体計測)」などと呼ばれることもあります。詳細はMMS特集ページをご覧ください。
MONMOS
自動視準・モータードライブ・遠隔操作など、計測の効率化・省力化を飛躍的に高める機能を装備した、ソキア製の3Dステーションのシリーズ名称です。詳細はMONMOS製品詳細ページをご覧ください。
NETIS
New Technology Information System:新技術情報提供システム)の略で、「ネティス」と呼称されます。国土交通省が新技術の活用のため、新技術に関わる情報の共有及び提供を目的として整備したシステムです。公共工事等においてNETISに登録された新技術を活用する事により、コストの縮減や工期の短縮が期待でき、技術評価点および工事成績評定点の向上が見込めます。
RKT
Real Time Kinematic(リアルタイムキネマティック)の略で、固定局GPSから移動局GPSへ無線や携帯電話などの通信装置から補正データを転送することにより、移動局GPS側でリアルタイムに高精度の測位計算を可能とした手法です。詳細につきましてはネットワークGPS特集のページをご覧ください。
TS出来形
情報化施工技術の1つで、以前から使用されている巻尺やレベルに代わって、施工管理データを搭載したTS(トータルステーション)を利用した出来形管理方法です。TSの利用により3次元の座標値を計測することで、瞬時に設計値との比較ができるようになり、施工管理・監督検査に計測した施工管理データを用いることが可能となります。
UAS
Unmanned Aircraft Systems(無人航空機システム)の略で、下記UAV本体に加え、UAVを制御するシステム一式の総称です。
UAV
Unmanned Aerial Vehicle(無人航空機)の略で、測量においてはUAVにカメラを掲載し、人間が侵入困難な場所まで飛んでいき、撮影した動画・静止画でBIM・CIMから公共事業のプレゼンテーション、事業進捗の記録、公共施設・社会インフラの維持補修管理のための記録・調査まで幅広い用途で活用することが可能です。当社では島内エンジニア製「Magpie 960」ライカジオシステムズ製「Aibot X6」REAGL 航空レーザースキャナー」を取り扱っています。概要は空中撮影UAV(ドローン)のページをご覧ください。

数字

3次元(3D)CAD
建造物・建築物などの設計や製図などを行うCADの一種で、2次元のCADデータに高さを加える事で造形物を立体的に作図して表示・編集を行うことができるソフトウェアのことです。3次元CADはBIM・CIMと同様にデータの3次元可視化が可能ですが、設計から施工、維持管理までの一貫した情報共有を行うことはできない点で異なります。
3次元(3D)レーザースキャナー
レーザー光を測定対象物に照射し、地形や構造物などの対象の3次元座標データを瞬時に取得することができる機器です。従来の地上測量や写真測量と比較すると広範囲・大量のデータを瞬時に計測できるようになり、デジタルデータとして活用できます。当社取扱製品は3Dレーザースキャナーのページをご覧ください。