福井コンピュータ製3D土木施工システム TREND-CORE(トレンドコア)
CIMコミュニケーションシステム「TREND-CORE(トレンドコア)」は、土木施工業向けに3Dビジュアライズした3次元CADシステムで、現場技術者自身が操作し、施工フェーズでの活用を目的としたCIMコミュニケーションシステムです。
道路や法面などの土木施工専用コマンドを標準装備し、属性や情報を付加することで3D-CIMモデル構築が可能です。これにより、2Dデータでは分かりづらい施工前のシミュレーションをあらゆる角度から3Dで確認できると共に、モデルに付加された属性情報を一元管理し、維持管理フェーズにおいて施工情報データベースとしても活用が可能となります。
2016年度版の新機能として、「土量シミュレーション機能」「3Dモデルと横断図の重ね合わせ表示」「盛土/切土オブジェクト」が新たに追加されました。
施工におけるCIMの第一歩、まずは「可視化(3D化)」から
3Dにすることで、以下のようなメリットが得られ、スムーズな施工に役立てることができます。
- これまで気が付かなかったことに気付く
- 客観的な共通認識ができる
- 2次元では伝えきれなかった情報が的確に伝わる
CIMと言っても難しく考える必要はありません。
福井コンピュータ製3D土木施工システム TREND-CORE(トレンドコア)特長
TREND-CORE Ver.3の新機能
4D施工ステップモデル作成で施工手順を"見える化"
施工ステップ毎にモデル化した施工場面を再現する「4D施工ステップ作成機能」で、施工手順や変更案の比較、進捗状況等を“見える化”します。発注者との設計協議では、表現力の向上と協議時間の短縮が図られるほか、地元住民説明会においては臨場感のある分かりやすい説明が可能となります。モデルに付与した「工程」「試験結果」「担当者」など、様々な属性情報を使った多彩な表現で、施工計画の検討・共有を支援します。
重機可動範囲や危険箇所を"見える化"
配置した重機モデルの性能に沿った可動範囲を鳥かごのような表現で“見える化”。重機の配置計画に利用できます。また、電柱や電線・架線からの安全離隔距離も容易にモデル化できるため、視覚的に危険箇所の把握ができ、施工計画検討や安全管理に役立ちます。
発注図を利用したモデリング
発注図を取り込み、下図として3Dモデル作成に利用することができます。横断図も下図として、モデルの入力編集に利用することが可能です。横断図を参照し、形状をマウス指定することで、自動的に線形に沿って道路や側溝、法面などが配置できます。
TREND-CORE 2016(Ver.2)で追加された新機能
土量シミュレーション機能
現況と計画モデルから、メッシュ法による土量計算が行えます。計算結果は計算根拠と共にCSVファイルとして出力可能です。 また、3D点群処理システム「TREND-POINT」から出力されたメッシュ土量計算データを読み込むことも可能なため、実績と計画の土量を比較検討することができます。
3Dモデルと横断図の重ね合わせ表示
3Dモデルと横断図を重ね合わせて同時に表示することができます。視覚的にモデルの照査を行うことで、施工の「見える化」の幅を広げ、現場の手戻りを削減することが可能です。
盛土/切土オブジェクト
法面・道路などの計画モデルと地形情報モデルから盛土・切土オブジェクトの自動生成が可能です。盛土オブジェクトでは、指定したまき出し厚による段階的な施工モデルを簡単に再現できます。各段階や全体の土量算出にも対応しています。
発注図書の照査で
設計道路モデルを再現
設計段階で作成された3DモデルをLandXMLファイルで読込み可能です。(読込み対象は「線形」「横断」「地形」)
また、EX-TREND武蔵で入力した線形縦横断データも取り込むことができます。
地形データの作成
3D点群処理システムTREND-POINTから出力したSIMAファイルや国土地理院が提供する基盤地図情報(数値標高モデル)から、メッシュ地形を生成します。LandXML Surfaceデータのインポートも可能です。
簡易道路モデル作成機能
マウスで指定した変化点の高さを指定して、線形を入力します。地形が入力されていれば、地形高さを参照します。
また、既に登録された線形データや道路等のデータを参照することで、側溝・ガードレール・法面などの道路に沿ったモデルを1クリックで適切な位置に入力することができます。
現況との摺り合わせで
任意断面での確認機能
簡易断面でモデルをスライスした横断表現を見ながら、現況と法面の摺り合わせを確認・編集できます。また、埋設物などの位置も確認することができます。
施工手順や安全管理で
豊富な土木専用部品
今すぐ使える土木施工専用の3D部品(建機を中心に200点以上)を標準搭載しています。また、Trimble SketchUPのデータをインポートして利用することが可能です。
プレゼンテーションで
高品質なレンダリング
3Dモデルの高品質なレンダリングイメージ作成が可能です。
3Dモデルのエクスポート
3Dモデルは「XVL」「SketchUp」「3D-DXF/DWG」ファイルに出力できます。3Dモデルの閲覧・共有が可能になります。
日々の書類管理・検査で
施工段階での情報を一元管理
施工段階で作成された書類や写真等をリンクとして登録できるため、3Dモデルをベースにした情報の一元管理が可能です。
さらに3Dモデルに属性を付加することで、施工DBに蓄積され、MDB形式で出力可能です。
Microsoft Officeをはじめとした各種システムでの利用が可能なため、維持管理情報として利用できます。
サンプルデータ
道路許可申請(施工計画書との連動)
日当たりシミュレート
河川資料(河川土工の浚渫イメージ)
関連ページ
- 製品情報:ソフトウェア
- 製品情報:3Dレーザースキャナー
- 製品情報:空中撮影UAV(ドローン)概要ページ
- 島内エンジニア製UAV(ドローン)詳細ページ
- ライカジオシステムズ製UAV Aibot X6 詳細ページ
- RIEGL製 UAS・UAV レーザースキャナー詳細ページ
- 測量計算CADシステム「BLUETREND XA」:豊富な測量計算機能と、それに連動した専用CAD
- 現場端末システム「X-FIELD(クロスフィールド)」:フィールドワークを快適にする観測システム
- 福井コンピュータ製 「TREND-POINT(トレンドポイント)」:3D点群の高速処理システム
- 土木施工管理システム「EX-TREND 武蔵」:土木施工管理に必要なプログラムが揃ったCADシステム
ツイート