DJI 空中写真測量専用ドローン「MATRICE 600 PRO for TS」を発表 | トータルステーション・3次元レーザースキャナー・UAV(ドローン)・CAD・GISなど測量機器販売・レンタル・修理の専門商社株式会社神戸清光

DJI 空中写真測量専用ドローン「MATRICE 600 PRO for TS」を発表

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 DJI JAPAN株式会社と株式会社トプコンは、トータルステーションでドローンを自動追尾することで、世界で初めて(*1)標定点を不要とし(*2)大幅な省力化を実現する空中写真測量システム『TSトラッキングUAS』に対応した専用ドローン「MATRICE 600 PRO for TS」を発表しました。空中写真測量専用ドローン「MATRICE 600 PRO for TS」

『TSトラッキングUAS』は、国土交通省の空中写真測量(無人航空機)を用いた出来形管理要領(土工編)(案)、ならびに空中写真測量(無人航空機)を用いた出来形管理の監督・検査要領(土工編)(案)に対応した、カメラ位置を直接計測できる写真測量システムです。また、国土交通省が推進するNETIS(New Technology Information System: 新技術情報提供システム)にも登録されており (*3) 、i-Constructionでの用途に限らず、様々な測量/建設現場において、高精度、高効率な写真測量が可能。

『TSトラッキングUAS』は、ドローンに搭載したカメラに専用のプリズムを取り付け、自動追尾型トータルステーションで連続測定することで、カメラ位置を直接計測できる手法です。本システムにより、これまで必須だった標定点の設置や計測が不要となり、従来に比べ最大6倍 (*4) の作業効率の向上が図れます。なお、本システムは特許を取得しています。

 

*1: トータルステーションでカメラの位置を測定するシステムとして。(トプコン調べ)

*2: 撮影時のカメラの位置や姿勢、隣り合う写真の相互関係、写真と撮影地域の3次元座標系との対応を求めるために用いる、地上に設置した基準点のこと

*3: NETIS登録番号KT-170064-A「移動体計測技術を用いたUAV空中写真測量システム」、NETIS登録番号KT-170034-A「3Dテクノロジーを用いた計測及び誘導システム」

*4: トプコン調べ

 

従来のドローン測量イメージ、『TSトラッキングUAS』によるドローン測量イメージ

 

【TSトラッキングUASのシステム構成】

TSトラッキングUASは、UAVユニット「MATRICE 600 PRO for TS」とトータルステーションユニット、3D点群処理ソフトウェアで構成されます。

TSトラッキングUASのシステム構成

TSトラッキングUASのシステム構成2

「MATRICE 600 PRO for TS」主な使用

ローター数: 6

ローター径: 545mm

寸法: 1668 mm × 1518 mm

対角寸法 : 1133 mm

高さ: 727 mm

正味重量 : 10kg

全備重量: 14kg

材質: カーボンファイバー

フライトコントローラー :A3 Pro

OS: iOS

自動航行装置: DJI GS PRO

飛行ログ機能: 有り

価格:オープン価格