Zenmuse L2は、フレームベースのLiDAR、独自開発の高精度IMUシステム、4/3型CMOS RGBマッピング カメラを一つに統合し、信頼性の高い地形データを取得できる、より高精度で高効率なDJI 飛行プラットフォームです。 DJI Terraと併用すると、3Dデータ収集や高精度の後処理を実現するターンキーソリューションとなります。
GNSSと独自開発の高精度IMUを組み合わせ、今回、垂直精度4cm、水平精度5cmという高精度のソリューションを実現しています [1]。
電源を入れるとすぐに業務を開始でき、一度の飛行で2.5 km2 のエリアから地形データとRGBデータの両方を収集することができます [2]。
Matrice 350 RTKとDJI Terraを連携し、L2は、シンプルな操作性で手軽に運用できるターンキーソリューションを実現しています。
L2は、250 m(反射率10%、100 klx)[3]と450 m(反射率50%、0 klx)[3]の範囲で検知できます。現在、標準動作高度は150 mまで伸び、業務の安全性と効率性が著しく向上しています。
スポットサイズは4×12 cm @100 mと前モデルL1の5分の1のサイズまで小さくなり、より小さな対象物を検知し、詳細な情報を取得することができます。また、高い植生密度の環境でも透過して、より正確な数値標高モデル (DEM)を生成することも可能です。
高密度植生エリアでは、L2は、葉の下まで透過し、より多くのグラウンドポイントを捉えることができます。
スポットサイズは4×12 cm @100 mと前モデルL1の5分の1のサイズまで小さくなり、より小さな対象物を検知し、詳細な情報を取得することができます。また、高い植生密度の環境でも透過して、より正確な数値標高モデル (DEM)を生成することも可能です。
L2は2種類のスキャンモードに対応し、各ユーザーのタスク要求に応じることのできる柔軟性を実現しています。反復スキャンモードでは、L2のLiDARは高精度のマッピング要件を満たしながら、均一で高精度の点群を実現しています。非反復スキャンモードでは、より深部までの透過性を提供し、より多くの構造情報を取得可能。送電線点検、森林調査などのシナリオに最適です。
フレームベース設計により、最大100%の有効点群を生成します。3軸ジンバルと共に使用することで、調査シナリオの可能性がさらに広がります。
独自開発の高精度IMUシステムは、ドローンのRTK測位システムと組み合わせて、後処理中にデータを統合でき、L2は高精度の絶対位置情報、速度情報、姿勢情報にアクセスすることができます。加えて、IMUシステムは環境適応性が強化され、L2の運用信頼性や精度も向上しています。
方位精度(ヨー)[6]
リアルタイム:0.2°、後処理:0.05°
姿勢精度(ピッチ/ロール)[6]
リアルタイム:0.05°、後処理:0.025°
IMUシステムの性能が大幅に向上し、電源を入れるとすぐに使用できます。さらに、RTKがFIX状態になると、直ちに連携ドローンは業務を開始でき、現場での運用向けに最適化されています。
ピクセルサイズが3.3 μmと大きくなり、有効画素も20 MPに到達。これにより、全体の映像性能が大幅に向上し、より細部まで豊かで、現実に忠実な色合いの点群を表示することができます。写真撮影の最小間隔は、0.7秒まで高速化しています。マッピングカメラのシャッター寿命は最大20万回で、運用コストが大幅に低減されています。点群データ収集が必要ない場合でも、RGBカメラで写真や動画を撮影したり、可視光マッピング用に画像を収集することもできます。
多様な種類の飛行ルート
ウェイポイント、エリア、飛行帯の3種類のルートに対応し、さまざまな環境で測量ミッションを対応できます。
点群ライブビュー
運用中、DJI Pilot 2は、RGB、点群、点群/RGBの2画面表示の3種類の表示モードに対応し、より直感的な方法で業務を遂行することができます。RNGのアクティベーション(レーザー距離計)をオンにすると、LiDARモジュールとFOVの中心にある対象物の間の距離情報にアクセスでき、飛行安全性が向上します。また、反射率、高さ、距離、RGBのリアルタイム点群カラーコーディングに対応しています。
点群モデルの再生とマージ
オペレーション後は、直接、アルバムの中で3D点群モデル [7]を表示することができます。複数回の飛行より作成した3D点群モデルはマージでき、現場で、オペレーションの品質を判断することができます。
タスク品質レポートの自動生成
点群データを収集後、DJI Pilot 2アプリはタスク品質レポートを自動生成します [8]。これにより、現場でオペレーションの結果をリアルタイムで確認できるため、問題があった場合には素早く対応でき、不安のないフィールドワークを実現しています。
PPKソリューション
複雑なオペレーション環境では、干渉、映像伝送の接続切断などの問題により発生するRTKデータの消失を事前に避けるために、RTKベースステーションをセットアップできます。オペレーション後、オリジナルのファイルをDJI Terraにインポートし、PPK(後処理キネマティック)プロセスを使用して、高精度のモデルを再構築します。
DJI Terra上でワンクリック一括処理
DJI Terraに点群データをインポートすると、効率的で信頼度の高いワンストップ後処理を実現します。点群の軌跡計算と精度の最適化後、一回クリックするだけで、標準フォーマットの3D点群モデルを生成します。DJI Terraでグラウンドポイントの種類を分類後、DEMデータを出力できます。[精度コントロール/チェック]機能を使用して、点群の品質を分析できます。
・高精度 ・並外れた効率性 ・優れた透過性
・検知範囲 250 m(反射率10%、100 klx)
・ターンキー ソリューション
・DJI Terra上でワンクリック一括処理