大規模点群処理ツール
100億点を超える点群データの利用を支える高速3次元点群処理機能を搭載した、大規模点群処理ツール「WingEarth」。ワンクリックで点群を自動物体認識、エッジ抽出機能(特許取得)を搭載し、世界トップクラスの点群処理機能を実現しました。
土木・測量設計、建築物や文化財、品質検査など業務や目的を限定せず、3次元点群処理を身近な技術とした活用が可能となり、業務効率を大幅改善します。
i-Constructionに対応した土量計算、ヒートマップの作成、出来形合否判定総括表などの成果物にも対応しております。
独自に搭載した3次元点群処理機能大容量点群の
高速処理に対応します。
3次元点群を最大活用。数学系・測地系座標軸を
考慮し、自在に2次元・3次元データを生産できます。
土木・測量、建築や文化財、品質検査など業務・
目的を限定せずご活用いただけます。
点群処理作業を効率化する基本機能の数々
点群の表示モード切り替えで 目的の点群にすばやくアクセス。 視点を変えることなく物体同士の境を明確にしたり、わずかな凹凸を視覚でとらえられます。 集合体に影をつけたり点群サイズの変更も自在で点群データをつねにわかりやすくとらえられます。
点群から草木の除去、車両や通行人の除去、いすやテーブル・雑多に置かれているものの除去、グラウンドフィルタリングは簡単な指定だけでこれらをまとめて解決します。主なフィルタリング対象のパターン選択機能も搭載します。
点群全体から目的に合わせて点群をグループ化。地物属性ごとの分類や左岸・右岸、断面を構成する点群、不要な点群と必要な点群など、自在に名前付けして現場を「見える化」します。
削除した点群であっても必要な点群のみを削除の履歴からいつでも復元できます。
失敗を恐れることなく点群の利用ができるのは初めて点群を活用される方にも大きなメリットです。
測量システムとの連携で作業効率を大幅に改善
道路・水路・河川などの中心線形を読み込み・作成・管理できます。点群や三角メッシュから自在に縦横断の現況を切り出し、周囲の状況(点群や図形データ)を確認しながら変化点編集できます。縦横断の現況データは測量・設計アプリケーションに渡し、2次利用することも可能です。
用地測量や土地登記データ、地籍調査や災害復旧計測など、測量業務で扱う座標や土地形状(区画結線)のデータを重ねることで、点群と測量データを融合し、測量・登記・設計・土木の垣根を越えた利活用が可能となります。
「WingEarth」と測量設計CADシステム「Wingneo®INFINITY」との相互コマンド通信により、2次元成果・3次元成果を同時に作図する「デュアルエディット」環境が実現します。
Wingneo®INFINITYの詳細はこちら
メッシュ作成方法に関する特許※によってオーバーハングやトンネル形状に対応した3次元メッシュを素早く作成できます。縦横断現況の切り出しやCAD図形として出力するなど3次元モデリングの基礎データとして活用いただけます。グリッド状のメッシュ作成にも対応し、等高線の自動作成が可能です。
充実の機能で調査図面の制作速度が格段にアップ
CAD編集用の「図形」メニューでは、3次元結線や立体化コマンド・補助点機能などを搭載します。図形へのスナップのほか点群(手前・奥・高い・低い・中心近く)へのスナップや、点群から物体エッジを強調表示した仮想図形へのスナップ(特許第6207647号)も可能です。
点群や図形を重ねた3次元空間での作業を快適にする4つの投影モード(平面・立面・透視・平行)を切り替え、マウスの直感操作だけで3次元空間を自由に移動できます。図形を重ね点群表示モードを切り替えた状態でのオルソ画像化にも対応し、建築物・構造物の正面や面ごとの画像化、傾斜のある壁面、上空から見た様子などをすばやく利用できます。
スライスは「厚さ」のある四角形内にある点群をグループ化・画像化するツールで、建築物の外壁を構成する点群を方向別に取り出したり、床・天井・壁面ごとに点群をグループ分けするのに最適なツールです。橋脚の断面形状や横断面の構成点群の抜き出しなどにも活用できます。
施設の屋内計測や外壁・看板・構造物などの点群から面の自動作成ができます。面は3次元図形として活用できるほか、スライス形状に転送でき、壁面ごとの画像化や座標値管理を可能にします。認識面の水平・鉛直補正や小面積面の自動除外、面同士のフィッティングによって管理データ作成を自動化できます。
● 点群データとパノラマ写真を重畳して、リアルな現場状況の把握が可能
● 現況点群と3次元モデルを重畳する事で、点群に依存しない景観モデルの成果の作成が可能
●パノラマの写真を加える事で、点群のフィルタリング前、フィルタリング後の確認が可能となり点群編集の品質が向上
●パノラマ写真を活⽤する事で、視覚的にトレースポイントの確認が容易になり、効率的なトレースが可能
1. 縦断作成時に変化点を測点として採用できる機能の追加
従来線形に配列されている役杭のみを測点として採用していたが、横断に実装されている、傾斜抽出機能を、縦断作成時も使用が可能となりました。
2. 同一現場から複数のデータを同時に出力可能
従来は、同一の現場からデータの種類に関わらず、一つのデータとして出力していましたが、異なるデータであれば上書きせずに出力が可能となり、出力のデータ単位で管理する事が可能となりました。
3. 線形データの単独出力
線形データを単体で出力する事ができるようになり、INFINITYとの相互での編集ができるようになりました。
※縦断現況同様に相互編集が可能